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  1. 滋賀県議会 2022-10-12
    令和 4年10月12日公共交通・国スポ・障スポ大会対策特別委員会−10月12日-01号


    取得元: 滋賀県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-14
    令和 4年10月12日公共交通国スポ・障スポ大会対策特別委員会−10月12日-01号令和 4年10月12日公共交通国スポ・障スポ大会対策特別委員会         公共交通国スポ・障スポ大会対策特別委員会 会議要録                                開会 9時58分 1 開催日時      令和4年10月12日(水)                                閉会 11時29分 2 開催場所      第四委員会室 3 出席した委員    加藤委員長、木沢副委員長             桐田委員本田委員松本委員大橋委員目片委員、             有村委員江畑委員九里委員 4 出席した説明員   谷口文化スポーツ部長および関係職員 5 事務局職員     尾上副主幹、馬崎主査松木主任主事 6 会議に付した事件  別紙次第書のとおり
    7 配付した参考資料  別紙のとおり 8 議事の経過概要   別紙のとおり                  議事の経過概要 開会宣告  9時58分 1 第2期滋賀スポーツ推進計画に基づく施策の実施状況について (1)当局説明 西川スポーツ課交流推進室長  (2)質疑、意見等本田秀樹 委員  資料1の4ページの第2期滋賀スポーツ推進計画指標令和3年度の達成状況の中で、子供の1週間の運動スポーツ実施時間が、男子女子とで目標時間が分かれていますが、なぜこのような数字になったのか、教えてください。 ◎青木 保健体育課長  子供の1週間の運動時間の指標男女別で掲げておりますのは、これまでから全国的に男の子のほうが外で遊ぶ時間が多く、女の子のほうが遊ぶ時間が短いとの傾向があります。それを捉えて目標値を分けて設定しているところです。今回は、コロナ禍ということもあり、成人については外でスポーツをする機会を意識的に持たれたこともあって伸びているところですけれども、子供に関しては、外で友達と遊んだりすることが一部制約され、一方でスマホやタブレットを見るような時間が増えてきたこともあり、時間数は両方とも下回った状況です。 ◆本田秀樹 委員  令和3年度の状況では、1週間で男子が527.5分、女子が313.4分とのことで、200分ほどの差があります。今後、その差についてはどのように対応をしていくのかをお聞きしたいと思います。 ◎青木 保健体育課長  依然として男子女子には時間差があり、男子女子とを分けた取組も必要かと思いますが、子供たち運動時間を増やすために、例えば滋賀大学教育学部保健体育講座皆さん協力をいただいて、家でも気軽にできる運動の動画を作成したり、家庭で保護者とも運動していただけるように、体育の宿題として、例えば身のこなしの取得に有効なゴム飛びであったり、リズム感覚でボールを操るような「あんたがたどこさ」などを紹介して宿題を出して、運動時間を増やすような取組をしているところです。男の子女の子というところについては、御意見を踏まえながら、総運動時間を増やしていくため、体育の授業のほか、実施可能な取組を進めていきたいと考えております。 ◆本田秀樹 委員  ある程度の理解はしますけれども、男子目標時間ほうがまだ100分ほど多くなっています。子供たちも昔と違って外で遊ぶ時間が少なくなってきて、塾に行ったり、携帯を使ったりしていますが、外で遊ぶ時間が大分少なくなってきているのに、なぜ625分とそこまで目標を上げるのかという根拠を教えてほしいと思います。 ◎青木 保健体育課長  1週間の運動目標根拠ですが、当初の総運動時間の目標値から、1日当たり5分ずつ運動時間を伸ばしていくというような計画を立てて設定しました。 ◆桐田真人 委員  資料1の3ページで、ターゲットエイジ高校進学に当たり、競技団体中学校との連携強化を図ると書いてありますが、この連携強化の具体的な取組の考え方と方法について、お伺いをしたいと思います。 ◎南野 国スポ・障スポ大会局競技力向上対策室長  ターゲットエイジ開催時に高校3年生を迎える世代が今年の中学3年生になります。このため、県内の優秀な選手をできる限り県内高校進学していただきたいということで、従来から、ターゲットエイジ選手がどこの学校にいて、こういう活躍をしているということを直接学校に訪問し、校長先生等活躍状況をお伝えして、意識づけをしてもらうような取組をしております。今年度はそれに加えて、県教育委員会の御協力もいただき、県立高校での部活動体験会を実施していただきました。その際、中学校経由で、本人に案内を送るなど現場の協力をいただきながら、強化拠点校取組情報がより伝わるような工夫をしてきたところです。 ◆桐田真人 委員  そうすると、その生徒が在籍する中学校で、ターゲットエイジに該当しているということを御存じない先生もおられるのではないですか。 ◎南野 国スポ・障スポ大会局競技力向上対策室長  そういうことがないように、情報の共有に努めてきたところです。中学校部活動活躍している選手は、一定学校の中でも認識をいただいておりますが、クラブチーム活躍しているような生徒については、なかなか学校としても十分情報を把握できていないということもございます。そういった部分の抜けをなくすためにも、ダイレクトに情報をお伝えすることが大事と認識しています。 ◆桐田真人 委員  ターゲットエイジで優秀な成績を収められている選手というのは、部活動だけではないですよね。部活動教育活動の枠組みの中での活動になると思いますが、一方でクラブチームなどの場合は、競技団体の日程で動くので、どうしても学校行事と日程が被ってしまうことがあります。そのような環境が整備されていないという現状も見受けられますので、ちゃんとそこを一本でつないでいけるような形できめ細かく、この子供たちを育成していく環境を整えていかないといけません。ソフト面での連携強化が、まさしく大事だと思います。 ◆大橋通伸 委員  ターゲットエイジという形をスタートさせたのは何年度からですか。 ◎南野 国スポ・障スポ大会局競技力向上対策室長  ターゲットエイジを対象とした事業の実施の開始は平成29年度からで、強化選手個人指定を始めたのが平成30年度からとなっております。 ◆大橋通伸 委員  本来であれば国体活躍してくれるはずだったターゲットエイジが、県外に流出した人数は把握されていますか。 ◎南野 国スポ・障スポ大会局競技力向上対策室長  2024年開催を想定していたときに、ターゲットエイジ最上級生であった今の高校1年生の県外進学状況ですが、県外高等学校進学した生徒は全体の12%です。全体が303名のうち、37名が県外高校進学をしております。 ◆大橋通伸 委員  延期になった経験も踏まえて、選手の流出の抑制に向けて何か工夫していることはありますか。 ◎南野 国スポ・障スポ大会局競技力向上対策室長  延期があったからということではありませんが、2025年の滋賀大会国スポに向けて、高校生トップアスリート支援事業という事業をつくりました。これは県内一定以上の競技成績をもつ選手県内学校進学をしていただくということに対して、直接支援を行うものです。この支援内容については、中学3年生の段階での競技成績を基に判断し、中3の段階で内定を示し、県内への進学の一つのインセンティブにしていただくことを目的に行っているものです。 ◆大橋通伸 委員  大人たちの熱が子供たちに伝わることで、形になっていくと思うので、努力を続けていただきたいと願っています。 ◎南野 国スポ・障スポ大会局競技力向上対策室長  この滋賀県の国スポに向け、各競技ターゲットエイジを育ててきていただいております。一緒滋賀国スポに出よう、入賞しようとのメッセージを伝えていただいており、その思いは選手たち保護者にも伝わっていると思います。先ほど12%が県外に流出していると申し上げましたが、逆に言いますと88%は県内にとどまっていただいているということでもありますので、こうした選手の育成、支援をこれからもしっかりやっていきたいと考えております。 ◆目片信悟 委員  資料1の4ページに民間団体等の実施するスポーツイベントへの県の後援件数が96件とありますが、これは申請が96件ということなのですか。また、滋賀県内を本拠地とするプロスポーツチーム等ホームゲーム観客数について、観客動員最大人数はどれほどなのか教えてください。 ◎西川 スポーツ課交流推進室長  後援件数につきましては、申請のあった件数と承認件数とが、おおむね同数となっております。  プロスポーツチーム等観客動員数につきましては、令和3年度の観客動員は50%制限や無観客試合があった中で、約4万2,000人という数字であり、50%制限を踏まえますと、倍の8万人程度が最大の観客動員数だと考えております。 ◆目片信悟 委員  スポーツに興味を持ってもらうために、県がこれからどのようにしていくのかが非常に気になります。プロスポーツチーム試合数最大観客数をかけ、年間20万人ぐらいが想定されるのであれば、そこに近づけていかなければならないと思います。結果的にコロナで無観客や半分になったというのは、仕方のないことなのですが、目いっぱい入ってもらうということを目指して計画に位置づけないと、数字を並べているだけではスポーツの振興にはつながらないかと思います。意見です。  後援件数ついて、200件という目標の設定はどういう根拠で、それに近づけるためにどのようにしていくのか、お聞かせください。 ◎西川 スポーツ課交流推進室長  後援件数については、基準年度の155件から毎年10件程度新規後援件数を増やし、200件以上という目標にしております。コロナ禍の中、イベント自体が実施されなかったという影響もあり、後援件数が非常に少なかった状況です。今後は、例えばホームページの「しがスポーツナビ!」などで発信することで、周知していきたいと考えております。 ◆江畑弥八郎 委員  資料1の3ページの国体全国障害者スポーツ大会等に向けた競技力向上競技者の拡大について、障害者スポーツの実績が全くないということですが、今後の方向性についてはあまり触れられておりません。先日、関西広域連合議会委員会があり、ボッチャ競技を視察しました。滋賀県におけるボッチャ競技人口を教えていただきたいと思います。体の動かせない人でも視線の動きだけで競技に参加できるなど、障害者の方には、物すごく取り組みやすい競技かと思いますが、どのように考えていますか。 ◎西川 スポーツ課交流推進室長  ボッチャ競技人口につきましては、把握しておりませんが、最近ボッチャ競技団体が設立され、練習会等開催されております。各市町レベルでは、甲賀市でボッチャ競技を市民のスポーツとして広めようという動きがあり、障害のある方もない方も、一緒に参加できる大会として取り組まれております。また、総合型クラブにおいても、障害者スポーツ教室の中で開催していただいております。県としても、県民レベルで広めていただくような取組支援していきたいと考えております。 ◆江畑弥八郎 委員  重度の障害のある方でも幅広く競技に参加できるというのがボッチャ競技だと思います。もっと普及に力を入れてほしいと思いますが、どうですか。 ◎西川 スポーツ課交流推進室長  障害のある方もない方も参加できるスポーツであり、体験教室総合型クラブなどと一緒になって支援していきたいと考えております。 ◆江畑弥八郎 委員  指導者も含めて、しっかりと支援していかないと、競技としては成り立たないと思いますので、競技に必要な機器の購入も含めて、検討をしていただきたいと要望させていただきます。 ◆松本利寛 委員  県内公共スポーツ施設利用者数については、県立施設だけの数字なのか、市町立施設も含む数字なのかをお聞きしたいです。また、スポーツレクリエーション目的とする観光入込客数はどういうものですか。先ほどプロスポーツの話がありましたが、県内プロスポーツ団体数試合数を詳しく教えていただきたいです。その上で、どの程度目標を達成しているのかは、コロナ制限のない年度で比較をするほうが、現実的と思いますけれども、その辺を教えていただきたいです。 ◎西川 スポーツ課交流推進室長  公共施設利用者数につきましては、県と市町の公共施設利用者数も含んでおります。  スポーツレクリエーション目的とする観光入り込客数につきましては、県内にありますスポーツレクリエーション施設スキー場キャンプ場湖水浴場、マリーナ、ヨットハーバーの公園などの利用者数を集計しており、スポーツレクリエーション施設で約340万人、公園施設で約313万人となっており、全体で870万人程度であります。  プロスポーツチームにつきましては、8チームあります。特に試合数が多いチームは、レイクス東レアローズ滋賀GOブラックスMIOびわこ滋賀と4チームで、その試合数全体でいいますと、約80試合ほどです。  コロナ影響を除外して指標分析が必要ではないかという御指摘ですが、入場者制限施設の閉鎖があったため、その影響を除いた数値を把握することは非常に難しいと考えているところです。 ◆松本利寛 委員  もちろんコロナ禍影響を除外して数値を出すのは無理な話です。しかし、この施策が前進しているのかという指標は、コロナ前の数値と比較して、どう対応していくのかを考える必要があるのではないかということを申し上げたいです。 ○加藤誠一 委員長  令和4年までの計画でありますので、目標値の捉え方、根拠指標に関する委員からの意見を踏まえ、次期計画の参考にしていただきたいと思います。 2 いちご一会とちぎ国体開催状況等について (1)当局説明 辻国スポ・障スポ大会局長  (2)質疑、意見等有村國俊 委員  今回の国体では、目標には届かなかったけれども、滋賀県は健闘されたと思っております。今回のとちぎ国体は、天皇杯皇后杯がそれぞれ東京ということでしたが、これまでほとんど開催県が優勝しています。我々も天皇杯皇后杯を目指してやっていると思いますが、栃木県の関係者からいろいろとヒアリングをして、今後の参考にしてほしいと思います。  所見で記載されていますが、これまで77回開催されている国体の中での課題、克服しなければいけないこと、投入予算規模によって結果が変わるなどのノウハウの蓄積があろうかと思いますので、情報収集をしっかりしていただきたいと思っております。 ◎辻 国スポ・障スポ大会局長  開催県が優勝できなかったのは、平成29年の愛媛国体以来、5年ぶりです。栃木県も天皇杯獲得を目指して強化をし、試合に臨んでいたと思いますが、残念ながら結果が2位でありました。閉会式選手団の入場を見ていても、心なしか元気がなかったかのように見えました。栃木県でどういうことが起きていたのか、今後のヒアリング等を含めまして、詳細に分析して、我々の年には天皇杯が獲得できるように頑張ってまいりたいと思っております。  また、先ほどいろいろ所見を述べさせてもらいましたけれども、今回は3年前となるとちぎ国体での所見です。来年の鹿児島県、再来年の佐賀県ではそれぞれの所見があるかと思います。それらを積み重ねていき、滋賀県の大会では成功裏に終わるように、我々としてもしっかり情報を蓄積していきたいと考えておりますので、引き続きの御支援、よろしくお願いいたします。 ◆有村國俊 委員  滋賀県の次は青森県、宮崎県、奈良県もあります。2025年以降はもっと進歩した技術革新もあるかと思います。未来の開催県が決まっているところとも、情報交流してもらいたいです。 ◎辻 国スポ・障スポ大会局長  国体というのは、どの県も40年、50年ぶりの開催になりますので、前回ノウハウはないような状態で皆さんやっております。先催県、後催県との連携を非常に密にしながら進めてまいります。 ◆大橋通伸 委員  今回の国体から参加したスポーツ特別指導員についてですが、開催の3年前から解禁されるという意味なのでしょうか。 ◎南野 国スポ・障スポ大会局競技力向上対策室長  スポーツ協会スポーツ特別指導員雇用を開始いただいたのが令和3年度からです。現在、全員で8名おり、冬の競技選手もおりますので、今回のとちぎ国体に5名が出場したという状況です。特に、解禁とか、何年前から出場できるというようなことではありません。
    大橋通伸 委員  このスポーツ特別指導員を2025年まで順次増やしていこうという計画ですか。 ◎南野 国スポ・障スポ大会局競技力向上対策室長  以前の委員会でも御報告させていただきましたが、現在、成年選手確保計画競技団体と共有しております。今、何人ということは予算の関係もあって申し上げることはできませんが、民間企業所属選手ですとか、教員、公務員、スポーツ特別指導員も含めまして、必要な選手を確保していくということで今進めているところです。 ◆大橋通伸 委員  その方は、滋賀県生まれとか、滋賀県育ちなどの条件がありますか。 ◎南野 国スポ・障スポ大会局競技力向上対策室長  例えば今回のトライアスロン競技で2位に入賞しました内田選手につきましては滋賀県の出身ですが、それ以外の選手県外出身です。県内外の優秀な選手滋賀活躍したい、ほかの選手指導も含めて滋賀競技力向上に貢献したいという指導員をこれからも増やしていきたいと考えております。 ◆大橋通伸 委員  今後、滋賀国体活躍してもらうために、獲得していかれる選手も含めて、滋賀に来ていただくのに、どのようなインセンティブがありますか。その当事者にはどんな特典が用意されていますか。 ◎南野 国スポ・障スポ大会局競技力向上対策室長  基本的には、スポーツ協会のほうで、雇用をしていただくお給料に加えまして、競技力向上対策本部から個人指定強化費として、選手活動経費競技に必要な備品等を購入していただく経費を支援しております。 ◆大橋通伸 委員  他府県でも同じような待遇をされているのですか。 ◎南野 国スポ・障スポ大会局競技力向上対策室長  栃木県、佐賀県においても、同じような立場の選手がおります。今回の入賞状況を見ていましても、たくさんの方が活躍されております。国体開催を控えた県では、同様の手段、条件で選手確保に努められていると理解をしております。 ◆大橋通伸 委員  天皇杯皇后杯の獲得は目標なのですが、このような強化方法他府県もされているからやむなしという考えなのですか。強引な感じもしますけれども、認識はいかがですか。 ◎南野 国スポ・障スポ大会局競技力向上対策室長  スポーツ特別指導員は、単に、御自身の競技の実績で貢献をしていただくだけではなくて、滋賀県のほかの成年選手少年選手に対する指導や、実際に競技に臨む姿を見せることで、よい影響を与えていただいております。そういった周りへの影響指導力も含めて滋賀県に貢献いただくという趣旨でこの取組を進めております。滋賀県の競技力の底上げ、あるいは将来に向けたスポーツ振興の大きな力になっていただける方々であると、強く思っております。 ◆大橋通伸 委員  開会式での演奏やアトラクションなど、滋賀県の国体に向けての準備がこれから始まろうかと思いますが、その演出とか、出演の体制などは、いつからどのような形で準備を始められますか。 ◎辻 国スポ・障スポ大会局長  現在、式典基本計画を策定しております。演出等は、部会を設けながら、滋賀県としてどういう方向性でいくのか検討していきます。例えば、生演奏するのか、録画音を流すというのも一つ方法としてあります。前回びわこ国体のときには、400人の吹奏楽団と、400人の合唱団、今では考えられない800人規模でやっていたと聞いております。規模感をどれぐらいにしていくのか。式典選手にも楽しんでいただく形にするのか。式典と演技とを分け、演技は選手がいないところで観客皆さんに見せるというようなことにするのか、そういう大きな方向性の検討に着手したというような状況です。具体的に誰が演奏するのか、誰が歌うのか、どの曲を使うのかということが決まるのは、もう少し先になります。 ◆大橋通伸 委員  前回びわこ国体のとき、私は大津市内中学校に勤めていて、ブラスバンド部員をバスで送迎した経験があります。中学生や高校生動員されるかどうかはこれからということですけれども、動員の際にはいろいろな配慮をお願いしておきます。 ◆九里学 委員  このとちぎ国体の後行われる全国障害者スポーツ大会では、スタッフ、ボランティアや施設面などにおいて、非常時対応をどのように効率的にされるのかについてですが、栃木県の取組で見習うところ、やめるところをきちっと検証されるようにお願いします。  今回の国体では20位になりました。前回から10位上がりました。でも、目標は10位台だと言われていたのですが、これについては、どのように思っておられるのですか。3年後に、どこを目標にしていくのかを総論的な話でよいので教えていただきたいです。このことは選手競技団体等にも伝播していくと思います。次のステップが非常に大事と思うので、どう考えるのか教えてください。 ◎辻 国スポ・障スポ大会局長  これから障スポが始まります。障害者スポーツ大会のほうが、国体よりもかなり人員が要りますし、移動一つとっても、付き添いの人をつけて移動していただくような形になります。今、スタッフの確保について、関係機関等声かけを始めているところです。3年後にはしっかりとスタッフをそろえたいと思っております。  施設面では、今回の栃木総合運動公園は、大変大きい公園でした。恐らくですけれども、障スポのときは、移動が非常に苦労されるのではないかなと感じております。そこのところはしっかりと視察していきたいと思っております。  逆に、我々の彦根の陸上競技場は非常にコンパクトですので、移動はそれほど苦労されないかなと思っておりますが、その分混雑が予想されますので、その辺の対応をしっかり考えなければならないと思っております。  また、やはり非常時対応というのは非常に重要ですので、天候しかりですけれども、いろいろなケースを想定しながら、準備をしていきたいと思います。今回は栃木県ですが、来年の鹿児島県、その次の佐賀県、それぞれ特徴が違うかと思います。競技施設規模では、鹿児島県、佐賀県のほうが近いと思います。来年度の状況は、改めて御報告をさせていただきます。 ◎南野 国スポ・障スポ大会局競技力向上対策室長  とちぎ国体内容を踏まえて、今後3年間でどのように強化を進めていくかについては、競技団体とのやりとりをしていく中で、内容を整理し、この特別委員会でも改めて報告をさせていただきたいと考えております。あわせて競技団体と課題を共有する会議も、11月には実施していきたいと考えております。  今回の成績に関しては、入賞数は、我々が思っていた以上に選手団活躍がありましたので、一定の成果が現れたことは、ありがたいと思っておりますが、我々が一番懸念しているのは、予選である近畿ブロック大会予選突発数です。今回の大会では45種目ということで、目標としていた65種目とは大きな開きがあります。冒頭、局長からの報告にもありましたように、活躍していただいている競技は、やはり限られており、それ以外の競技をどう底上げし、得点力を上げていくかに大きな課題があり、非常に危機感を持っております。今後、対策本部の中でしっかり議論し、競技団体とも共有し、具体的な対策につなげていけるように取り組んでまいりたいと考えております。 ◆九里学 委員  想定以上の結果を出したところは、そのままの勢いで進めていったらいいと思いますが、個人なり団体で目指していたよりも悪かったところの士気は落ちていくと思います。ぜひそこのフォローをスポーツ協会競技団体の役員共々、お願いをしたいです。それが結果的には2年、3年後に、よりいい成績につながると思いますので、ぜひ底上げをお願いしたいと思います。 ○木沢成人 副委員長  大会の2日目に優勝した少年男子ホッケーの1回戦を応援観戦させていただき、私からも激励させていただきました。決勝戦の相手の島根県の横田高校も、前回国体時の地域おこし的なことも含めて、レガシーで、伊吹高校と同じようにホッケー競技に力を入れてこられた所です。ホッケーは競技人口が少なく、当然高校同士の交流というのはあると思いますが、競技だけではない部分で、例えば米原市と横田高校のある奥出雲町とかで、地域交流のようなことはあるのでしょうか。 ◎辻 国スポ・障スポ大会局長  伊吹高校のホッケー部は、前回びわこ国体のレガシーとして、地域スポーツとして根づいた最たる例ではないかと思っております。  今回の国スポでも、そういう地域に根づくスポーツを一つでも増やしたいと取り組んできております。地域がスポーツで盛り上がり、学校でもその取組がつながっていき、県全体のスポーツ振興につながっていけばうれしいなという思いで、目標を掲げながらやっております。  横田高校とは、学校間での練習試合をよくやっておられますけれども、地域の交流というのは、あまりお聞きしません。御指摘いただいた視点も踏まえながら、情報収集をしてまいりたいと思います。 ○木沢成人 副委員長  近場ですと福井県の丹生高校とか、岐阜県の各務野高校があります。国体は都道府県対抗競技ですが、スポーツを通じた地域づくりや地域交流ができることが、持ち回りのいいところであるかと思います。例えば横田高校のホームページを見ていますと、地域資源を活用した学びにも力を入れておられます。伊吹高校にも共通する課題みたいなものがあるかと思いますので、本業の学びなど、スポーツ部活動以外のところでも連携できることがあれば、国スポをやっている意味というのがもっと高まっていくと思うので、力を入れていただきたいと思います。 閉会宣告  11時29分  県政記者傍聴:なし  一般傍聴  :なし...